山形の白川湖では、水没林というめずらしい現象があります。
春の1ケ月の間だけ木々の幹が雪解け水に浸り、鏡のように湖面に映る美しい光景です。
違う世界に入り込んだような、しばし時を忘れるような美しさです。
カヌーで水没林の間を漕いでいくこともできます。
春の白川湖をゆったりと、見て、感じて、大自然を満喫しませんか。
下の画像は白川湖観光に人気の、おすすめホテル3選です。
この記事では白川湖水没林の見どころと、水没林をより楽しめるカヌー体験について解説しています。
もちろん、アクセスや宿泊先の紹介もありますよ。
この記事をきっかけに、白川湖水没林の絶景をぜひ見に行ってくださいね。
山形白川湖の水没林は春だけの幻想的美しさ!
「aritvChannel」ユーチューブより(6分44秒)
水没林の美しさを丁寧に撮影されています。
これを見るだけで、すぐにでも白川湖へ行きたくなりそう。
山形の白川湖では水没林といわれる現象が、4月中旬~5月中旬の1ケ月間だけ現れます。
飯豊連峰の春の雪解け水が白川ダムに流れ込み、白川湖の水位が増えることで見られる現象です。
シロヤナギの樹木が水に浸り、湖面から新緑の木々が生えているような不思議な光景です。
エメラルドグリーンの湖面に映る樹木も神秘的ですね。
シロヤナギは春の訪れで新芽が芽吹き、綿毛がふわふわ風に舞う頃です。
まるで雪が舞っているように見える美しさは、白川湖をより神秘的に魅せてくれます。
早朝は朝靄がかかり、静寂で幻想的な雰囲気にしばし時がたつのも忘れそうです。
大自然の恩恵を受けた白川湖の水没林で、しばし日常を忘れてゆったりと過ごしたくなります。
5月中旬を過ぎるとダムの水位を下げていくので、まさに春の1ケ月限定です。
ちょうど水没林が美しい頃に、白川ダム湖岸公園の桜も4月下旬から5月上旬頃に開花します。
飯豊連峰の残雪もあり、この時期は春を告げる自然の姿を満喫できそう。
5月になっても、白川湖は寒暖の差が大きく、最低気温が10度以下になります。
早朝はとくに冷え込むのでダウンジャケット、日中は軽めのジャケットや半袖もあるとよいですね。
早朝から写真撮影する人も多く、湖岸はカメラマンで賑わっています。
ゴールデン期間中は込みやすいので、連休明けの平日がおすすめですよ。住所:山形県西置賜郡飯豊町数馬218-1
お問合せ:飯豊(いいで)町観光協会 TEL:0238-86-2411
白川湖の水没林でカヌー体験をしよう!
朝日新聞デジタルYouTubeより(1分57秒)
朝靄の中、カヌーを漕いでいるシーンは気持ちよさそうですよ。
実際に行って身体全体で、水没林を感じてみたくなります。
白川湖の水没林を、より身近に堪能できるのがカヌーです。
水没林の間をゆったり漕いでいくと、深い静けさに包まれた自然の息吹を感じることができます。
シロヤナギの芽吹きや野鳥の声など、この場所ならではの春の気配を間近で体感できますよ。
早朝のカヌー体験もできるので、ぜひ朝靄につつまれた幻想的な風景を目にしてください。
カヌーの経験が全くなくても、丁寧なレクチャーがあるので安心です。
漕ぎはじめはドキドキかもしれませんが、すぐになれてきます。
カヌーを自分で漕げる楽しさと、間近に感じる自然の美しさに夢中になります。
子どもも大人と一緒に参加できるので、家族のすてきな思い出になりますね。
カヌーのほかに、椅子のついたチェアSUPコース(60分)もあります。
椅子つきで背もたれがあり、足を伸ばしてくつろぐことができます。
たくさん漕がずに、水の上でゆったり過ごしたい人にはおすすです。
カヌーツアーの時間は受付から解散まで、90分のコースになっています。
早朝のコースは5時~始まるので、しっかり防寒してくださいね。
水没林のカヌーツアーは3月下旬から5月下旬に開催されています。
この時期限定の自然の恵みをぜひ体験してください。
住所:山形県西置賜郡飯豊町数馬218-1
TEL 050-5832-7512 mail canoe@hacinc.jp
白川湖水没林までの地図・アクセス
住所:白川ダム湖岸公園 山形県西置賜郡飯豊町数馬218ー1
公園入口の「白川温泉いいで白川荘」と住所が同じなので、こちらを目標に進んでもいいです。
アクセス
- 米沢駅からJR米坂線→今泉駅で乗換えあり→手ノ子駅まで70分→車で約20分
米坂線は大雨の影響を受けると、復旧作業が長引くことがあります。
そんなときは臨時のダイヤと、代行バスが運行するので大丈夫ですよ。
米坂線は本数が少ないので、待ち時間が長くなってしまうかもしれません。
手ノ子駅から車で6分の場所に、「道の駅いいで」があります。
待ち時間に、ちょっとのぞいてみるのもいいですね。
手ノ子駅前に「いわはなや食堂」があります。
麺類、丼物、から揚げなど、ほかにもメニュー豊富で、
どれもおいしいと好評だよ♪
みどりタクシー0120-423-244
中央タクシー0120-852-157
米沢駅からはレンタカーを借りることができます。
米沢駅のレンタカー情報はこちら>>
米沢駅~白川ダム湖岸公園までのルートマップです。
国道121号大峠レインボーラインの手前に、「道の駅 田沢なごみの郷」があります。
めずらしい古民家の道の駅で、名物手打ちそばが人気です。
- 米沢駅からJR奥羽本線→赤湯駅まで15分→車で約45分/国道113号~県道4号経由
赤湯駅からレンタカーを借りることができます。
赤湯駅のレンタカー情報はこちら>>
赤湯駅~白川ダム湖岸公園までのルートマップです。
113号線の途中に「道の駅いいで めざみの里観光物産館」があります。
広くてきれいな道の駅で、おみやげや食事のメニューも豊富です。
食事では山形名物の芋煮や、地元のそば粉で作ったそばが人気ですよ。 - 東北中央自動車道/米沢北IC→国道13号~国道113号~県道4号経由(約53分)
113号線途中に「道の駅いいで めざみの里観光物産館」があります。 - 東北中央自動車道/福島飯坂IC→国道13号~国道121号~県道4号経由(約100分)
福島飯坂ICから車で50分ほどの場所に、「道の駅米沢」があります。
「道の駅米沢」は2018年4月に開業した、まだ新しい道の駅です。
フードコーナーやおみやげコーナーも充実しており、セブンイレブンも併設されています。
季節のソフトクリームは、山形名物のさくらんぼ、ラ・フランスなどを使っており、旬の果物の味を楽しめます。
白川湖の水没林に近くて便利な宿泊先4選
水没林をカヌー体験するのに一番近い、飯豊(いいで)町内の4件を紹介します。
4件とも白川湖から、車で30分前後の場所にあります。
白川温泉いいで白川荘
3章アクセスで紹介した「白川温泉いいで白川荘」はこちらです。
公園入り口にあり、住所は白川ダム湖岸公園と同じです。
湖岸公園の運営管理も行っており、総合案内所になっているから、いろいろ聞きやすいですね。
公園内にあるオートキャンプ場やパークゴルフの受付、5~7月がシーズンの中津川観光わらび園の受付もしています。
レンタサイクルもあるので、澄み切った空気を肌で感じながら、湖畔周遊も楽しめますよ。
水没林のシェラカップも販売中です。
アウトドアモンスターとコラボしているんですよ。
食堂と温泉は宿泊しなくても利用できます。
カヌーツアーのあとは、温泉でほっこり温まるのもいいですね。
食堂は11:00~ラストオーダーが14:30です。
近くにお店はないので、こちらの食堂でお昼をいただくといいですよ。
カヌー乗り場が「いいで白川荘」建物の裏にあります。
カヌーツアーの早朝コースは5時~始まるので、どうせなら白川荘に宿泊した方が近くて便利です。
早起きが苦手な人には、場所が近いと安心だね。
建物は古くて年期が入っていますが、スタッフが親切でやさしいという口コミが複数ありました。
建物の古さは、長い間この地で親しまれている歴史を感じさせます。
お料理はこんな田舎だから期待しないかも、と思うかもしれませんが、まずこちらの写真をみてください。
「白川温泉いいで白川荘」の【お食事の写真】を見てみる>>
興味津々なのは、白川荘自家製のどぶろくです。
お酒が好きな人は米沢牛を堪能しながら、どぶろくでほろ酔い気分というのもいいですね。
コテージ村 木湖里館
白川湖のほとりにある、「コテージ村 木湖里館」は木造作りのコテージです。
1つ目で紹介した「いいで白川荘」から、徒歩で約20分の場所にあります。
部屋からは、水没林が見えるという好立地。
朝、昼、夕と時間の流れのなかで、違う表情を見せる水没林をじっくり眺められます。
ペットも一緒に宿泊できるプランと、ペット不可の宿泊プランがあります。
室内にはペットゲージやペット用品も準備してあるから、持参する荷物が少なくて助かりますよ。
コテージは、1名~5名で利用できます。
家族やお友達で利用してもいいし、時間を忘れて一人だけでゆったり満喫するのもいいですね。
営業は4月末日~11月30日まで。
春の雪解けが始まると営業開始になるって、なんだか待ち遠しいです。
手ノ子駅までの無料送迎は、7日前までの事前予約が必要なので早めに予約しましょう。
チェックイン・アウトの受付とお問合せは、1つ目で紹介した「いいで白川荘」になります。
コテージでの受付ではないので、間違えないでくださいね。
口コミでの評価は、なんと☆5点満点なんです。
なかには虫が多いという意見もあるのですが、それでも5点満点てどういうことなんでしょう?
みんなが何を書いてるのか、ちょっと口コミを見てみましょう。
「コテージ村 木湖里館」の【実際の口コミ】はこちら>>
ホテルスロービレッジ飯豊
「ホテルスロービレッジ 飯豊」は、リゾートアウトドアスタイルで、木のぬくもりを感じるおしゃれなホテルなんですよ。
白川ダム湖岸公園から、車で約35分の場所にあります。
ラウンジで静かに過ごすのもいいし、ボードゲームでワイワイ楽しむのもいいですね。
口コミからも、ラウンジでの楽しそうな雰囲気が伝ってきますよ。
「ホテルスロービレッジ 飯豊」の【実際の口コミ】はこちら>>
スカイデッキもあるので、夜は飯豊の大自然を感じながら星空を楽しめます。
ホテルの隣にはスーパーマーケツト、近くにはレストランなどもあります。
歩いて5分の場所にはセブンイレブンもあるので、ちょっとしたお買い物もできますよ。
いいで添川温泉 しらさぎ荘
米沢牛の石焼や山形牛焼肉の宿泊プランなど、特産のお肉を使った宿泊プランがそろっています。
長旅やカヌーで疲れた身体に、こんなおいしいお肉を食べたら精力つきますね。
さっそくお食事の写真を見てみましょう。
「いいで添川温泉 しらさぎ荘」の【お食事の写真】を見てみる>>
口コミでも米沢牛や山形牛のお肉が、おいしいと好評です。
リラクゼーションサロンもあるので、ゆったりほぐしてもらえます。
カイロプラクティックやもみほぐしなど、複数のコースがそろっていますよ。
しらさぎ荘から「道の駅いいで めざみの里観光物産館」まで車で5分です。
白川ダム湖岸公園までは車で約25分です。
まとめ
山形の白川湖にある水没林を紹介しました。
4月中旬から5月中旬の1ケ月だけ見られる、美しい光景です。
早朝は朝靄に包まれているので、より幻想的な風景に魅了されます。
ユーチューブでも、ぜひご覧になってくださいね。
カヌーでは水没林の間を漕いでいくので、より身近に白川湖の自然を感じることができます。
自分で漕げる楽しさに、大人も子どももワクワクです。
水の上でゆったりくつろぐ、椅子つきのSUP体験もできますよ。
アクセスは米沢市内から、車で50分ほどです。
米沢駅と赤湯駅では、レンタカーを使うこともできます。
宿泊先は水没林のカヌー体験をするのに一番近い、飯豊(いいで)町内の4件を紹介しました。
「いいで添川温泉 しらさぎ荘」
ぜひ地元のおいしい食事や温泉、水没林のカヌー体験をお楽しみください。